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サブネットマスクとは?IPアドレスの区切り方を現場目線でやさしく解説

#サブネットマスク#ネットワーク#IPアドレス#初心者#未経験

「サブネットマスク」という言葉を見て、IPアドレスとは別の謎の数字が出てきて混乱した経験はないでしょうか。結論から言うと、サブネットマスクは1つのIPアドレスを「ネットワークを表す部分」と「そのネットワーク内の機器を表す部分」に区切るための目印です。この区切りが分かると、「同じネットワーク内かどうか」を機器がどう判断しているかが一気に見えてきます。この記事では、サブネットマスクの役割と読み方を未経験者向けに現場目線で整理します。

サブネットマスクとは?IPアドレスを2つに分ける目印

IPアドレスは192.168.1.10のように数字が並んだものですが、これだけを見ても「どこまでがネットワークの住所で、どこからが個別の機器の番号か」は分かりません。サブネットマスクは、このIPアドレスに重ねて使うことで、前半の「ネットワーク部」と後半の「ホスト部」の境界を示す役割を持っています。

サブネットマスクがIPアドレスをネットワーク部とホスト部に分ける様子を示した図

たとえるなら、IPアドレスが住所全体だとすると、サブネットマスクは「どこまでが町名で、どこからが番地か」を教えてくれる区切り線のようなものです。この境界が分かって初めて、2台の機器が同じネットワークにいるのか、それとも別のネットワークにいるのかを判断できます。

なぜIPアドレスだけでは足りないのか

ネットワーク部とホスト部の考え方が必要になるのは、機器同士が通信するときに「相手が同じネットワーク内にいるか」を最初に判断する必要があるからです。同じネットワーク内であればスイッチを介して直接やり取りできますが、別のネットワークであればルーターを経由する必要があります。この判断にサブネットマスクが使われています。

送信元の機器は、自分のIPアドレスとサブネットマスクからネットワーク部を計算し、通信相手のネットワーク部と比較します。一致していれば同じネットワーク、一致していなければ別のネットワークだと判断し、ルーター宛てに通信を送る、という流れです。スイッチとルーターの役割の違いを先に整理しておくと理解しやすくなります。あわせてスイッチとルーターの違いとは?も参考にしてください。

サブネットマスクの表記方法:255.255.255.0 と /24

サブネットマスクには主に2つの書き方があります。

  1. 255.255.255.0のような表記: ネットワーク部にあたるビットを255(2進数で11111111)、ホスト部にあたるビットを0で表す書き方
  2. /24のようなCIDR表記: ネットワーク部として使うビット数をそのまま数字で表す書き方(/24なら先頭から24ビット分がネットワーク部)

255.255.255.0は2進数に直すと11111111.11111111.11111111.00000000となり、1のビットが24個並んでいます。つまり255.255.255.0と/24は同じ意味を、表記だけ変えて表しているだけです。現場の設定画面や資料によってどちらの表記も出てくるので、両方をすぐに変換できるようにしておくと読み違いを防げます。

サブネット分割とホスト数の目安

サブネットマスクのビット数を変えると、1つのネットワークに収容できる機器の数(ホスト数)も変わります。よく使われる範囲の目安は次のとおりです。

CIDR表記サブネットマスク使えるホスト数の目安
/24255.255.255.0254台前後
/25255.255.255.128126台前後
/27255.255.255.22430台前後
/29255.255.255.2486台前後

ネットワーク部のビットを増やす(/24から/27にするなど)ほど、収容できる機器の数は少なくなります。逆に言えば、必要な台数に合わせてネットワークを細かく分けることで、IPアドレスを無駄なく使い分けられるということです。こうした設計の考え方は、クラウド上でのネットワーク設計にもそのままつながります。ネットワークの基礎を体系的に学びたい場合は、ネットワークの勉強は何から?も参考になります。

現場でサブネットマスクの理解が必要になる場面

現役でインフラの現場にいる立場から言うと、サブネットマスクの意味を理解していないと「つながらない」トラブルの原因調査で足止めされる場面が多いという実感があります。よくある場面を挙げます。

  • 新しい機器をネットワークに追加するとき: 割り当てるIPアドレスが正しいサブネット範囲に収まっているかを確認する
  • 「特定の機器だけ通信できない」という問い合わせが来たとき: サブネットマスクの設定ミスで、意図せず別ネットワーク扱いになっていないかを疑う
  • ネットワーク構成図を読むとき: /24や/27といったCIDR表記から、そのネットワークにどれくらいの機器を収容する想定なのかを読み取る

いずれも、IPアドレスとサブネットマスクの組み合わせからネットワーク部を自分で計算できることが土台になります。

InfraDojoならサブネット計算も手を動かして身につく

サブネットマスクは2進数の話が絡むため、読むだけでは実感がわきにくい分野です。InfraDojoのブラウザ上の演習環境なら、実際にIPアドレスを設定してネットワークの区切りを確認しながら、体を使って理解を深められます。サブネットの理解はネットワーク学習の中でも土台にあたる部分なので、ネットワーク学習ロードマップに沿って順番に進めると全体像がつながりやすくなります。

よくある質問

Q. サブネットマスクを間違えるとどうなりますか

本来同じネットワークにいる機器が別ネットワーク扱いになったり、逆に別ネットワークの機器が同じネットワーク扱いになったりして、通信ができない・意図しない範囲まで通信できてしまうといった問題につながります。設定変更のときは特に慎重な確認が必要です。

Q. /24と255.255.255.0はどちらを覚えればいいですか

どちらか一方だけでなく、両方をすぐに変換できるようにしておくのがおすすめです。CIDR表記は設計や資料でよく使われ、255形式は機器の設定画面で見かけることが多いため、現場では両方が並行して出てきます。

Q. 未経験からの学習でサブネットマスクはどこまで理解しておくべきですか

まずは「ネットワーク部とホスト部を分ける役割」と「CIDR表記の読み方」を自分の言葉で説明できるレベルを目安にするとよいでしょう。そこまで分かれば、実際のIPアドレス設計やトラブルの切り分けも理解しやすくなります。

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この記事を書いた人: InfraDojo運営者(Reo|インフラエンジニア)

現役インフラエンジニア。SESの現場経験に基づき、未経験からのインフラ転職と学習を支援しています。InfraDojoは、ブラウザ上のターミナルで実際に手を動かして学べるインフラ学習サイトです。

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