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帯域と遅延: BDP とウィンドウ

Pro会員限定上級約39分7レッスン

1Gbps の回線なのに、シンガポールの DR サイトへのバックアップ転送が 460Mbps しか出ません。RTT と回線速度から帯域遅延積(BDP)を計算し、iperf3 で「1本の TCP の上限=ウィンドウ ÷ RTT」を確かめます。並列化と送信バッファの調整で回線を使い切り、UDP では損失として現れる違いを見たうえで、なぜその値なのかを説明できる形で永続化します。

対象者: 遠距離の拠点やクラウドとの転送が「回線の太さほど速くない」理由を数字で説明したい方

前提知識: TCP の状態遷移を読む / Linux 上級「カーネルパラメータとパッケージ管理」修了程度

この教材を終えると、できるようになること

  • ping で RTT、ethtool でリンク速度を確かめ、2つを掛け合わせた帯域遅延積(BDP)を計算できるようになる。
  • iperf3 で TCP 1本の転送速度を測り、その上限がウィンドウの大きさと RTT から計算できることを説明できるようになる。
  • iperf3 -P で複数本の TCP を同時に流し、合計が回線の上限に届く理由と、Retr が出始める意味を説明できるようになる。
  • net.ipv4.tcp_wmem の3つの値の意味を説明し、最大値を BDP 以上に広げて TCP 1本の速度が上がることを確かめられるようになる。
  • iperf3 -u -b で UDP を指定の速度で流し、受け手側の Lost/Total と Jitter を読み、TCP との違いを説明できるようになる。
  • /etc/sysctl.d に tcp_wmem と tcp_rmem を書いて sysctl -p で読み込み、値の根拠をコメントとして説明できるようになる。

修了後の姿: プロトコルの中身とネットワーク設計を理解し、複雑な障害の根本原因の特定から再発防止の設計まで任せられるエンジニアへ。

この講座はPro会員限定です。無料の会員登録後、無料レッスンのあるコースから学習を始められます。